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(画像はイメージです。ガランとした部屋ってちょっと寂しさがありますよね……)
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さんによる写真ACからの写真


2020年6月30日、ふたつの放送局が「閉局・停波」、つまり放送局としての生命を終えました。
前回の記事にもそのことは書いてるんで、そのあたりも読んでいただけたらちょっと嬉しかったりするんですけど、今回は、前回の記事とちょっとリンクするところがあったんであえてもう一記事書くことにしました。

新潟にあったラジオ局、FM PORT.
その最終日の模様、radikoでオンタイムでももちろん聞いてたんですが、
なかでも閉局特番のかなりな部分は本当に大騒ぎ。
今までに閉局・停波した放送局をFM PORTの他にふたつ、聞いたことはあったんですけど、
そのどの局とも違う、本当に笑いながら楽しい時間でした。

そして、停波15分前くらいから遠藤麻理さんと 松本愛さんが最後にFM PORTについて語ってくださったんですけど、
落ち着いた後、改めてゆっくり聞いてみました。(多分動画サイトを探してみると、あると思うんで探してみてくださいね。)
その中で奇しくも遠藤麻理さんが前回、RADIO-i である喋り手の方がおっしゃってたのと近いことをおっしゃってたんでちょっとピックアップすることにしました。
その言葉というのが「ラジオ局=文化」という話。

FM PORT っていうのはひとつの文化、であったと思うんですね。
まさに港でいろんな人、大勢の人が出入りをして
ひとつの街、っていうものを作り上げた、と言う風に思っていて、
それが無くなるっていうこと、無くす、って言うことが本当に許せない。
っていう思いが今でも、あと10分しか無いけどそれは今もあって……(略)

ラスト10分で様々なナビゲーター(DJ)さんのコメント、そして遠藤麻理さんと 松本愛さんによるコールサインのアナウンス。どうやら生で最後のアナウンスはされたようですね。
ワタシはradikoで聞いてたんでそれからずっと続く無音の時間。
本当にひとつの放送局が無くなってしまったんだ……と寂しくなってしまいました、

ホームページは閉局後でトップページ以外見ることができないので、一応Twitterから引用したいと思うんですけど、



この会社から発表された文章を見る限り、大口スポンサーからの出稿停止、という事態になった後もいろんな手は尽くされたんだろうな、ということはワタシも「頭」では理解できるんですが、もうちょっとなんとかならなかったのかなぁ……
なんていう思いがあっただけにこの言葉は染みました。
そして番組に寄せられるたくさんのメール。メッセージももちろんそうですし、
リスナーの方が感謝の思いを込めて花火を上げてくださる局、ってなかなか無いようにも感じますね。
それだけでリスナーに愛されていたことがわかるかな、と思います。

ラジオ局、ってなんとなく局のカラーっていうんですかね。こんな局だ、ってイメージがあると思うんです。
例えばJ-WAVEであれば上質でお洒落なイメージ、とか。
そこまでガッツリ聞いたわけではありませんでしたが、PORTのイメージ、って
遠藤麻理さんがおっしゃってた「港」まさにそのとおりだったんだなぁ、なんて思いつつ聞いてました。
他の局にはないほどのいろんな番組があってジャンルを超えていろんな人が、情報が、音楽が聞こえてきたりしてたんですね。
その中で、他にもAM局、FM局がそれぞれすでにある中、そことは差別化しつつ頑張ってらっしゃったんでしょうし、それだけに無くなってしまったことが残念です……。

ワタシも好きな番組、ってあったりするんですけど、せいぜいTwitterでツイートしたりするくらいしかしてないなぁ、なんて思いつつ
「これだけこの番組は聞かれてる、そして反応してもらってるんですよ」ってデータをみせて広告を出稿していただけるようにもっとメッセージも出したほうがいいかもな、なんて思ったりしてます。
「推しは推せるときに推せ」なんて言葉もありますしね。
ラジオ好きなワタシにとって推し方、ってメッセージをどんどん送ることかな、なんて思ったりするんですよね。