今週は今までの間に最大震度7を観測した地震を振り返りつつ色々と地震について考えております
今日は北海道で2018年9月6日に発生した胆振東部地震。
北海道HBCラジオの地震発生直後の音声がありました。

宿直だったのかどうだったのか分かりませんが最初にマイクの前に座られたのが山根あゆみさん。
HBCラジオのパーソナリティとしても有名なんですが、アナウンサーさんではなかったと思います。
スタジオまで走ってこられたのか、突然の地震で極度の緊張状態にあったのか分かりませんが、
この音声といいましょうか、お声の雰囲気からもどれだけ状況が大変だったのか、お分かりいただけるんじゃないでしょうか。

さて、胆振東部地震でやはり真っ先に思い出すのは「ブラックアウト」。大規模停電ではないでしょうか。


資源エネルギー庁のホームページにこういった記事がありました。
この記事の中取り上げられていたことに「復旧までの時間の速さ」が挙げられていましたが
この表を見るとこのときは50時間で99%まで復旧したようですね。
ちなみに災害の種類は違いますが西日本豪雨の場合は同じく99%回復するまでに100時間かかったとか。なんと4日以上です。
その間スマートフォンなどの電源をどう利用していくのか、このあたりかなり考えなきゃいけないのかもなぁ、なんて考えさせられてしまったのを思い出します。
いま手持ちのモバイルバッテリー、どのくらいありますか?
定期的に充電とかしてらっしゃいますか?
携帯電話の場合、自分が持っている端末の電源さえなんとかできれば大丈夫、という訳には行かないんですよね。
「携帯電話の基地局」。当たり前ですがこれも電源とこの先の回線が繋がってないと役に立ちません。
こんな記事をご紹介。


地震のあと、どのメディアを利用されましたか? というアンケート、この中で多かったのはラジオなんですよね。
ラジオ局は各局非常用電源などを用意してらっしゃるので基本的に電波が止まるようなことはありません。
(という原稿を書いてたんですが、こんな事もありましたから「絶対に」とは言えないんですけどね。)

(まぁ、コレは本当にレアなケースだと思うんですけどね。radiko含めて音がここまで止まった、ってな話は今まで聞いたことがありませんでしたし。)

もちろん地域内には他の放送局もありますので万が一そういったことと災害などが重なった場合は、いろんな局を確認されてみるといいと思うんですが、いきなり何かあってから「さて……ラジオはどう聞くんだっけ……」というのだったら大変です。
そのためにもできれば日頃からラジオを聞いてみてください。
[こんな話してるんだぁ……]なんて興味本位でもいいと思います。
その中から「あ、この人の声好きだなぁ……」とか「この人の喋り方好きだなぁ……」なんて方が出てきたらいいな、なんて思います。

で、結局、新潟中越地震のときにも書いた話なんですし、ラジオパーソナリティの上柳昌彦さんもおっしゃってたことなんですが
ラジオで「馴染みの声を作ってみてください」。って話にいっちゃうんですよね。
「ラジオさえあれば万能です」とは言えません。心の支えになったり、あなたの役に立ってくれると思いますよ。

とまぁ、いろんなことを書いてきましたがこれだけではありません。
避難所でのいろんな話などまだまだ災害が起こったときのTIPSはたくさんあります。
そこはあなたと一緒に考えていけたらな、なんて考えています。

こういった記事の一つが何かのきっかけになれば、と思いつつ。

……ま、なんの災害もない、ってのがいちばんいいんですが、自然災害だけは起こらない、ってことはありませんから「どこかで起きるんだろう」と思ってその時のためにできる範囲でいろんなこと、していきたいな、って思ってたりします。